カナダ、建国150周年へプロモ加速-RVC2016(1)

日本では「カナダシアター」を核に訴求
東京に体験型テーマパークも

新たな取り組みでカナダファンを育成

モントリオールはフランス語圏ではパリに次ぐ大都市 日本でのプロモーションは、建国150周年に向けて立ち上げた総合ポータルサイト「カナダシアター」を中心に展開する。同サイトではこれまでのメディアや旅行会社との協業に加えて、女優、アーティスト、文化人など10人のインフルエンサーによるプログラムも開始。 カナダシアターで提案している10のテーマに合わせて、それぞれ情報を発信してもらう。

 また、今冬には、築地から豊洲に移転する予定の新市場の隣接地に「体験型テーマパーク」を1年間の期間限定で開設する計画。こうした取り組みを通して建国150周年に向けた気運を高めていく。このほかデジタルマーケティングでは、カナダシアターに接触した人へのアプローチを強め、ウェブサイトとカナダへのリピーターを増やし、ファンを育成することで実際のコンバージョンにつなげていきたい考えだ。

昨年末に日本地区代表に就任した半藤将代氏  旅行業界への対応には、同局日本地区代表の半藤将代氏が「6年目を迎えた(カナダ観光局と在日州政府観光局による)チーム・カナダが旅行会社から高い信頼を得ている」と説明。今年からは主要パートナーと位置づける旅行会社16社に加えて、主にFITを扱う旅行会社10社やランドオペレーターとの協力関係も強化していく方針を示した。