阪急交通社グ、2月の海外は11.9%減、業務2社は増加
阪急交通社グループ3社(※)の2016年2月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比11.9%減の144億9106万円となった。会社別では主力の阪急交通社が17.0%減の111億7671万円となり、欧州の需要減が響き2桁減となった。方面別では、台湾、香港、北米、オセアニアが好調に推移しており、特にアメリカは約80%増、オーストラリアは約40%増だったという。
業務渡航系の2社はともに前年を上回った。阪急阪神ビジネストラベルは9.0%増の34億5453万円。取扱人数が最も多かったのは中国で、旧正月休暇が1月に一部前倒しされたことで、2月の業務渡航が増え大きな伸びを示したほか、インド、ベトナム、タイ、韓国も好調に推移した。阪神トラベル・インターナショナルは6.7%増の3億7691万円で、業務渡航と招聘旅行の取り扱いが増加した。
なお、3社合計の取扱額は国内旅行が0.4%増の93億8568万円、外国人旅行が24.5%減の5827万円、合計は7.5%減の239億3501万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
※阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナル