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2月の宿泊業倒産は1件減の7件、負債総額は42.4%減の53億円

  • 2016年3月8日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2016年2月の宿泊業の倒産件数は前年比1件減の7件だった。負債総額は42.4%減の53億600万円と大きく減少。昨年は8件のうち5件が負債総額10億円以上の大型倒産だったが、今年は大型倒産は2件にとどまった。

 大型倒産となったのは、神奈川県箱根町の「箱根湯本ホテル」の元経営会社である「箱根湯本ホテル株式会社」と、三重県鳥羽市で旅館「網元なか平」と高級旅館「慶泉」を運営するなか平で、負債総額はそれぞれ約27億円と約13億円だった。

 なお、TSRによれば7件中2件は事業再編絡みの特別清算。そのほかの小型の倒産については、販売不振などによる破産が中心だった。なお、東日本大震災関連の倒産はなかった。