おへんろプレスタートのまち・東かがわ(1) 初のツーリズムウォーク3月開催
香川県東かがわ市で3月20日、第1回「東かがわツーリズムウォーク」が開かれる。市内の文化や食の魅力に触れ、交流に焦点を当てた旅あるきを提案。現在、参加者を募っている。
"旅あるき"の新提案
東かがわ市の引田港は古くから風待ち港で、江戸から明治期にかけては四国の玄関口であり、四国遍路や金毘羅参りに訪れる人の多くがこのまちをスタートとしていた。市内に四国霊場の札所はないが、隣接するさぬき市に88番札所の大窪寺、鳴門市に1番札所の霊山寺がある。
そのためツーリズムウォークは「おへんろプレスタートのまち」と銘打ち、88番と1番の間を歩く感動の時間を意味する「88-1」をうたう。参加資格も、歩き遍路に欠かせない金剛杖にちなみポールやステッキなど必ず杖を持って歩くことを条件としている。
コースは、江戸時代に創業の醤油蔵だった讃州井筒屋敷をスタート・ゴール地点として3つを設けた。
Aコースは「醤のまちと風の港めぐり」。かつて海路で四国遍路に来た人たちが最初に訪れた引田の港周辺と町並みを歩く。途中で立ち寄る安戸池は、日本で最初にハマチ養殖を成功させたところ。瀬戸内海の美しさ、春の浜風を感じられるコース。歩行距離約6キロ。
Bコースは「和三盆と相生の里あるき」。東かがわの伝統菓子の和三盆由来の地、サトウキビ畑、懐かしさを感じさせる里山を歩く。旅あるきの要素がつまる約10キロだ。
Cコースは、AとBの2コースを合わせた。おへんろプレスタートのまちを満喫できる約16キロのコースとなっている。
コース上には、給水だけではなく「給ウドン」を提供するエイドステーション、地域の特産を紹介するブースなど、参加者と市民が交流する場が設けられる予定だ。
手に持つものは棒状のものであれば何でも構わない。実行委員会では「ほうきでも、ステッキでもOKです。コスプレ参加も歓迎です」。
参加料は大人2千円(3月1日以降の申し込みは2500円)、市外の中学生以下は1千円(同2千円)。先着500人には、手袋の生産で圧倒的なシェアを誇る東かがわ市特製の「ウォーキング・グローブ」をプレゼントする。
申し込み・問い合わせは、東かがわ市スポーツツーリズム実行委員会 電話0879-23-8550へ。
(16/02/19)
情報提供:トラベルニュース社