成田、1月の国際線方面別旅客は台湾が4割増-香港も3割増

  • 2016年2月23日

 成田国際空港(NAA)によると、2016年1月の国際線の方面別旅客数は台湾、香港、韓国、中東を含むアジア、太平洋、中国が前年を上回った。最も伸び率が高かったのは台湾で43.3%増の12万4700人となり、NAAでは旺盛な訪日旅行需要によるものと見ている。次いで、香港が33.4%増の9万1900人、韓国が15.5%増の10万100人、中東を含むアジアが10.8%増の29万7600人、太平洋が9.6%増の33万3800人、中国が4.0%増の12万4600人だった。

 前年を下回ったのは欧州、グアム、オセアニアの3方面。最も減少幅が大きかったのは欧州で8.2%減の8万8200人だった。NAAによると日本航空(JL)が昨年11月にパリで発生した同時多発テロ事件を受けて、1月12日からパリ線を運休していることが影響したという。なお、同路線については3月16日に運航再開を予定している。