福島空港の利用促進 大阪便の商品化、旅行会社にアピール
福島-大阪便を使った旅行商品造成を促すため福島空港関係者が12月15、16日の2日間、関西の旅行会社を訪れた。福島空港の利便性や福島県の魅力ある観光素材、助成金制度をアピールした。
一行はJTBや日本旅行、ANAセールス、阪急交通社、農協観光、クラブツーリズムなどを訪問。磐梯熱海や岳、土湯、いわき湯本、東山、芦の牧といった温泉地を紹介したほか、全国新酒鑑評会で福島県の日本酒が金賞受賞数で3年連続1位になったこともPR。加えて、雪質がいいことで知られる県内の23スキー場の魅力を訴え、商品造成を呼びかけた。
2015年春のJRグループのDCで、対前年同期比12.2%増の1357万5051人という観光客数を記録。四半期の入り込みとしては震災以降最多となった。16年4-6月までアフターDCを開催。「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展などの絵画展や日本3大ゆるキャライベント、ライトアップイベントなどを開き、観光客を迎える。
福島-大阪(伊丹)便は、15年3月のダイヤ改正に伴い、夕方便に大型機材が導入され、搭乗者数は増加。しかし観光旅行者数の効果が上がっていないため、今回空港関係者や地元行政の担当者が旅行会社へのキャラバンを実施した。これまでにも商工会議所をはじめ地元関係団体の若手職員らが中心となって、自治体とともに空港利用の促進活動を行っていた。
今回のメンバーは波木恵美(福島空港有識者会議委員、鬼怒川グランドホテル夢の季社長)、長谷川潤(福島エアポートサービス部長)、薄井義広(福島空港ビル総務課長)、相楽聖也(須賀川市企画財政課主事)、国分英樹(同市商工会議所総務課長補佐)の各氏。
(16/02/04)
情報提供:トラベルニュース社