北海道北見市の滝沢観光が破産開始決定、負債6億円
北海道北見市の滝沢観光は1月29日、釧路地方裁判所北見支部に破産を申請し、破産開始決定を受けた。破産管財人には横田大樹法律事務所の横田大樹弁護士が選任された。2014年12月期決算時点の負債総額は約6億円。
1968年12月に設立した同社は、北見市で「ビッツアークホテル」を運営。宿泊に加えて宴会や結婚式を取り扱い、ピークとなる92年12月期の売上高は6億8381万円に上った。しかしその後は、同業他社との競合激化や、設備の老朽化などにより売上高が減少していた。
近年は宿泊業務を休止して、イベントや会合などの開催に特化。しかし減収に歯止めがかからず、14年12月期の売上高は約6000万円にまで低下したという。その結果、資金繰りも限界に達し、今回の措置となった。