関西経済連合会、訪日向けに統一交通パス、4月から試験販売

  • 2016年2月2日

KANSAI ONE PASSのデザイン  関西経済連合会(関経連)は4月8日から2017年3月31日まで、訪日外国人旅行者限定の交通パス「KANSAI ONE PASS」の試験販売を実施する。受入環境の整備に向けたもので、関西の9つの主要鉄道会社などで構成する「関西ワンパスワーキンググループ(※)」が協力。価格は1枚3000円で、関西空港駅など京阪神エリアの主要駅などで3万枚を販売する。

 「KANSAI ONE PASS」は、西日本旅客鉄道(JR西日本)の「ICOCA」をベースにさまざまな特典を付加したチャージ式のICカード。ICカードが使用可能な関西の全エリアで利用できるほか、関空やりんくうプレミアム・アウトレットなどのショッピング施設、姫路城などの観光スポットでは割引クーポンとして利用できる。

 購入時にはパスポートの提示が必要。購入者には鉄道路線マップ付きのカード利用ガイドを配布する。なお、パスの券面には関西出身で日本を代表する漫画家の手塚治虫さんの代表作「鉄腕アトム」や、関西地域の10府県をピーアールするシンボルマーク「はなやか関西」などを描いて関西をアピールする。

※西日本旅客鉄道、阪神電気鉄道、阪急電鉄、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、南海電気鉄道、大阪市交通局、神戸市交通局、京都市交通局、新関西国際空港、近畿運輸局、関西広域連合、関西地域振興財団、関西経済連合会