知恵絞る1年に 関西JTBたびネット会が新年互礼会
関西JTBたびネット会(野田美雄会長=夢旅人)は1月13日、大阪市北区のザ・リッツ・カールトン大阪で新年互礼会を開いた。会員や旅館ホテル関係者約80人が出席した。
互礼会を前に、兵庫県立大学大学院経営研究科の佐竹隆幸教授が「『激変する環境にいかに対応するか』旅行業の生きる道は?」と題し講演。
佐竹教授は厳しい環境下を生き抜く方法として「積小為大」(小さいものを積み上げて大とする)という二宮尊徳の言葉を採りあげ「お客様の琴線に触れる一言や心遣い、行動などでちょっといいねと思ってもらえる独自の小さな積み上げが5年、10年すると大きな差になる。その積み重ねが企業としての信頼度を高め、継続的な取引を実現させることになる。今年は『なくてはならない企業』になるための基盤をつくる1年に」と呼びかけた。
その戦略として(1)顧客価値創造経営の実現(2)51対49の経営(3)共通価値の創造を掲げ、オーナーシップを持つ従業員の育成が不可欠であると語った。
講演後、岡山県大阪事務所の脇本靖所長が4-6月に行われる「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」や岡山県の魅力をアピールした。
野田会長は「業界を取り巻く環境は厳しいが、ピンチをチャンスに変えることのできる役立つ会にしたい。そのために知恵を絞る1年にしたい」と話した。
(16/01/28)
情報提供:トラベルニュース社