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主要49社、11月の海外旅行は6%減、テロや円安など影響

  • 2016年1月27日

 観光庁が取りまとめた2015年11月の主要旅行会社49社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比6.0%減の1603億1523万円となった。円安の継続などに加えて、13日にはパリで同時多発テロ事件が発生したことから、欧州方面を中心に引き続き海外旅行需要が落ち込んだ。募集型企画旅行は取扱額が13.5%減の453億5525万円、取扱人数は11.2%減の23万7688人となり、単価は2.6%減の19万818円だった。

 企業別で見ると、取扱額が最も大きかったのはジェイティービー(JTB)15社で7.0%減の351億2719万円。次いでエイチ・アイ・エス(HIS)が4.4%減の256億8226万円、阪急交通社グループ3社が2.4%増の156億1458万円だった。

 前年からの伸び率では、JTBグローバルマーケティング&トラベルが592.6%増の3939万円と大幅に上昇。このほか、JTB西日本が16.5%増の52億5765万円、読売旅行が13.6%増の7億4547万円などで続き、14社が前年を上回った。

 なお、国内旅行の取扱額は5.2%増の3956億6805万円、外国人旅行は44.7%増の172億9486万円となり、合計は2.6%増の5733億7819万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
11月単月