JTB、10月の国内旅行は7.9%増、国際旅行は4割増
ジェイティービー(JTB)グループ21社(※)の2015年10月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比7.9%増の1014億4200万円となった。団体旅行は2.7%増で、このうち一般団体は「宗教」が62.6%増、「企業」が34.1%増と大きく増加したが、「官公庁・自治体」は22.1%減となった。教育団体は28.2%増だった。
企画商品は10.9%増で、エースJTBの取扱額は9.6%増となり、取扱人員は3.5%増だった。方面別の取扱人員では中部が22.6%増、沖縄が16.0%増、中国・四国が12.0%増となった。
訪日旅行を含む国際旅行の取扱額は、41.5%増の80億2300万円と大幅に増加した。人員ベースの予約状況を見ると「サンライズツアー」は11月が24.8%増、12月が43.2%増、1月が35.6%増。アジアからのリピーターなどをターゲットとする「エクスペリエンスジャパン」は11月が141.5%増、12月が188.2%増、1月が300.0%増となっている。JTBによれば、京都府南丹市の「かやぶきの里」のライトアップや、三重県桑名市の「なばなの里」のイルミネーションなど、関西地区の冬季限定商品は昨年より予約動向が非常に早く、12月8日時点において5商品で400名以上を集めているという。
訪日外国人向け宿泊・ツアー予約サイト「JAPANiCAN.com」の人員ベースの利用状況は9月が131%増、10月が103%増、11月が76%増。言語別の伸び率は9月は中国語簡体字サイトが286%増と最も伸長したが、10月と11月は韓国語サイトがそれぞれ190%増、175%増で1位だった。
なお、海外旅行の取扱額は3.6%減の503億5600万円、その他を含めた総計は6.4%増の1670億1400万円となった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
※JTBグループ21社:JTB北海道、JTB東北、JTB関東、JTB首都圏、JTB法人東京、JTB中部、JTB東海、JTB西日本、JTB関西、JTB中国四国、JTB九州、i.JTB、JTBグローバルマーケティング&トラベル、JTBビジネストラベルソリューションズ、JTB沖縄、PTS、JTBグランドツアー&サービス、JTB伊勢丹トラベル、JTBメディアリテーリング、朝日旅行、JTB京阪トラベル