福岡県飯塚市、多言語音声ガイド導入、芝居小屋など2施設で

  • 2015年12月17日

 福岡県飯塚市は12月17日、「筑豊の炭鉱王」と呼ばれた伊藤伝右衛門が過ごした邸宅「旧伊藤伝右衛門邸」と芝居小屋の「嘉穂劇場」に、多言語音声ガイドシステムを導入した。増加する訪日外国人旅行者の取り込みを目的としたもので、旅行者は自身のスマートフォンやタブレット端末を利用して、観光施設の音声説明を受けることが可能になるほか、説明をテキストとしてダウンロードすることができる。

 対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語で、旧伊藤伝右衛門邸内では13種類、嘉穂劇場では10種類の説明を用意。インターネットに接続しないWiFiシステム「クローズド WiFi」を使用するため、アプリのダウンロードや接続料の支払いの必要はないという。