JTBパブ、訪日向け「るるぶ」、繁体字と簡体字で5タイトル
JTBパブリッシングはこのほど、旅行ガイドブック「るるぶ」の海外市場向けシリーズ「OMOTENASHI TRAVEL Guide」で、中国語繁体字版と簡体字版による「北海道」「東京」「京都」「九州」「沖縄」の5タイトルの販売を開始した。今年3月に発売した英語版と繁体字版の「九州日本」と「香港マカオ」に続く海外市場向けタイトル。
中国ではすでに簡体字版5タイトルのすべてを発売。台湾では繁体字版の「北海道」と「東京」を発売済みで、12月28日から繁体字版の「京都」と「沖縄」を販売する。また、今後は香港や韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアでも、各国の言語で順次発売していくという。そのほか、公式アプリやウェブサイト、電子書籍などを活用し、ガイドブック本誌と連動してイベントや飲食店メニューなどの情報、クーポンを発信する。
同社によれば、5タイトルの内容は日本語版の「るるぶ」を基にしたもので、デザインや配色、仕様、特集の内容などは各国の特性に合わせて制作したという。なお、今後は「OMOTENASHI TRAVEL Guide」で「台湾」「ソウル」「タイ」「フランス」「イタリア」「香港」を作成し、中国全土の主要都市で発売。訪日外国人旅行者だけでなく、外国人の海外旅行者に向けた商品を企画し、出版・情報サービスのグローバル展開をはかる。