11月の旅行業倒産は奄美の1件のみ、負債総額5億円

  • 2015年12月9日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2015年11月の旅行業の倒産件数は前年と同件数の1件だった。倒産したのは鹿児島県奄美市の大手旅行代理店である奄美エーストラベルで、同業他社との競合激化や奄美大島への観光客減少などにより09年から売上高が減少。企業再建に向け借入負担を軽減するため、民事再生手続きに入った。負債総額は5億円で、前年と比較して11.1%増加した。

 なお、宿泊業の倒産件数は2件減の9件で、東日本大震災関連の倒産は3件。負債総額は67億3500万円だった(下記関連記事)。