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メルコスール、今年もアワードで5ヶ国の魅力紹介-ギアナ高地など

  • 2015年11月18日

授賞式には各国の大使などが出席した アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、ベネズエラの5ヶ国で構成するメルコスール観光局はこのほど、第8回目となる「メルコスールツーリズムアワード」の表彰式を開催した。同賞はアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、ベネズエラの5ヶ国について、新たな旅行商品開発や販売に積極的に取り組んだ旅行会社などを表彰するもの。表彰式には来日したアルゼンチン観光大臣のカルロス・エンリケ・メイエール氏のほか、各国の駐日大使などが出席し、各社に謝意を示した。

アルゼンチン観光大臣のカルロス・エンリケ・メイエール氏  表彰式の冒頭で挨拶したメイエール氏は、南米諸国の関税同盟であるメルコスールが2005年に設けた観光局が、日本でも多様な自然や文化、観光地の魅力のプロモーションに努めた結果、5ヶ国を訪れる日本人旅行者は年々増加傾向にあることを説明。04年のアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイの4ヶ国への旅行者は7万6430人に過ぎなかったが、14年にはベネズエラを含む5ヶ国で11万2383人にまで増加していることを強調し、今後の市場拡大についても「高い潜在力を秘めている」と述べた。

 14年の訪問者数の内訳は、アルゼンチンが1万8825人、ブラジルが8万4636人、パラグアイが5072人、ウルグアイが3850人、ベネズエラが2462人。日系人も多いブラジルが全体の75.3%を占め、次いでアルゼンチンが16.8%を占めている。

ステージではカポエイラの演武などが披露された メイエール氏は本紙などの取材に対し、今後は日本だけでなく中国にもメルコスール観光局を立ち上げ、アジアからの観光客誘致を強化する方針を示した。なお、日本から南米への観光客は依然として1回のツアーで複数の国を周遊する傾向が強いことから、アルゼンチン単体でのピーアールについては注力せず、引き続きメルコスール観光局を通してプロモーションを進める考えを説明。アルゼンチンについては駐日大使館の観光部などを通じて「観光に限らずタンゴやワイン、スポーツなど多面的な魅力を伝えていきたい」と述べた。

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