エクスペディア、名古屋支社を開設、外資系OTAでは初
エクスペディアはこのほど、名古屋に支社を開設した。同社によると、名古屋に支社を開設したのは外資系オンライン旅行会社としては初めてだという。開設は同社の2015年1月から9月までの訪日外国人の宿泊予約件数が、名古屋で前年比83%増、東海地区で86%増となり、東京の68%増を上回る伸び率を示したことを受けたもの。
同社は今後、エアアジア・ジャパンやジェットスター・ジャパン(GK)の中部/台北線開設、東京、大阪、京都などの主要観光地へのアクセスの良さ、宿泊施設の単価の低さや稼働率などを踏まえて、東海地方を訪問する外国人旅行者の取り込みを強化する考え。16年の目標として、同社経由の予約件数を名古屋では15年の2倍、東海地区では3倍にするという。
今後は目標達成に向けて、名古屋では旅館、カプセルホテル、ゲストハウスなど、ホテル以外の宿泊施設の取り扱いを増加する。また、東海地区では下呂や高山、奥飛騨、静岡、沼津、伊豆、熱海を中心に新規施設の獲得に取り組む。