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梶木さん(有馬グランドホテル)お別れの会 1500人参列し偲ぶ

 去る9月19日に亡くなった兵庫県有馬温泉の有馬グランドホテル会長で日本旅館協会関西支部連合会相談役の梶木雅夫さん(享年81歳)のお別れの会が10月14日、有馬グランドホテル別棟特別会場で開かれた。全国から1500人以上が参列し、故人を偲んだ。

 お別れの会では天神泉源の金泉が供えられたあと梶木さんの幼少期から現在までを映像で紹介。梶木さんが好きでよくカラオケでも歌っていたという「涙をふいて」が流された。

 弔辞は兵庫県知事の井戸敏三さんが「今日の有馬温泉の礎を築かれた。これからも温かい笑顔で有馬を見守ってほしい」。日本旅館協会監事の西村肇さん(西村屋ホテル招月庭)が「後輩が育つと自身の席を空けて譲られた。これからも天国から後輩をご指導ください」。中の坊従業員組合代表の直田友彦さんが「常に激励と労いをいただいた。会長のことはいつまでも忘れない」。

 お別れの言葉としては有馬温泉観光協会会長の當谷正幸さんが「観光協会の存在の意味、旅館経営のあり方など教えていただいた多くのことを肝に銘じて安心安全な有馬温泉にしていきたい」と話した。

 喪主の中の坊代表取締役の梶木実さんは、阪神淡路大震災で多大な被害を受けた有馬温泉の復興に尽力した故人の業績を紹介したあと「世のために尽くそうという会長の意思を継ぎ、有馬の発展のために努力したい」と決意を述べた。

 梶木雅夫さんは甲南大学在学中に中の坊に入社。社長を経て会長に就任。有馬温泉観光協会長や旧国際観光旅館連盟副会長、旧国際旅館連盟近畿支部長などを務めた。

 (15/10/26)


情報提供:トラベルニュース社