ハワイアン航空、A330のビジネスクラス刷新、フルフラット導入
ハワイアン航空(HA)は2016年の第2四半期から、使用中のエアバスA330-200型機のビジネスクラスを刷新する。180度までのリクライニングが可能なフルフラットシートを導入するほか、客室デザインを変更。時期は決定していないが、同型機で運航中の羽田、関空/ホノルル線にも導入を予定する。
新たなシートはイタリアのオプティマレス社と共同開発したもので、長さは193センチメートル。角度を調節できる大型のタブレット端末で機内エンターテイメントを提供する。シート配列は2-2-2。あわせて米国のポールワイルド社との協業により、ハワイらしさを表現した新たな客室デザインへと変更した。最初の機材は長距離路線で使用する予定で、その他の22機のA330-200型機には、来年9月から17年にかけて順次導入する。
HAはあわせて、今回の客室デザイン刷新の一環として、すべてのA330-200型機でプレミアムエコノミークラスの「エクストラ・コンフォート」を28席増加する。HAが保有する現在のA330-200型機はビジネスクラス18席、プレミアムエコノミークラス40席、エコノミークラス236席の全294席だが、刷新後はビジネス18席、プレミアムエコノミー68席、エコノミー192席の全278席となる。