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ロサンゼルス、思い出投稿キャンペーン開始-会長が来日

  • 2015年10月11日

メディアランチョンは現在実施中の食をテーマにしたキャンペーン「テイスト・オブ・アメリカ」の参加店舗「Urth Caffe代官山」で実施。(左から)アジア・パシフィック地区代表の安達氏、会長兼CEOのウドゥン氏、インターナショナルツーリズム・バイスプレジデントのスミス氏  ロサンゼルス観光局はこのほど、日本市場においてキャンペーン「What's your L.A. story?」を開始した。ロサンゼルスへ旅行した際の体験や思い出を同局の日本語ウェブサイト上で募集するもの。このほど開催したメディア向け昼食会で、来日した同局会長兼CEOのアーネスト・ウドゥン・Jr氏は「キャンペーンに投稿することで、旅行者にはロサンゼルスでの思い出をずっと覚えておいて欲しい」と訴えた。

 ウドゥン氏によると、すでに他国で開始した同キャンペーンでは「ロサンゼルスで恋に落ち、ロサンゼルスで結婚式を挙げた」など、印象的な投稿が多かったことを説明。「ロサンゼルスほどインスピレーションを与えることができるデスティネーションは他にない」と語り、「これらの思い出を共有してもらうことで、今までロサンゼルスに来たことのない人も行きたくなるはず」と期待を示した。

 同局では、2020年までに国内外からの年間訪問者数を5000万人にまで引き上げることを目標に掲げている。14年の国内外からの訪問者数は4440万人で、このうち日本人訪問者数は約31万人。日本市場については「成熟して安定したマーケット。ロサンゼルスでの1人あたりの平均消費額は世界で最も大きく、非常に重要」と強調し、今後は年間2%から3%の増加をめざしていくという。

 訪問者数の増加に向け、日本市場では今後、美術館や博物館などをアピールしていく考え。同氏は「ロサンゼルスには多くの美術館や博物館があるが、あまり知られていない」と指摘し、9月20日にオープンした現代美術館の「ザ・ブロード」や、来年オープン予定の映画に関する博物館「モーション・ピクチャー・ミュージアム」などを例として挙げた。

 このほか同氏は、座席供給量についても言及。「旅行者数を増やすには、航空会社との連携は非常に重要」と語り、今回の来日中に航空会社とのミーティングをおこなった旨を説明した。また、現在開設を予定しているアメリカン航空(AA)の羽田/ロサンゼルス線についても「まだ詳しいことは聞いていないが、新規就航すれば座席供給量が増えるので、期待はかなり大きい」と話した。