日系2社、8月の国際線旅客は6%増-利用率は全方面80%超
日本航空(JL)と全日空(NH)の2015年8月の運航実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比6.0%増の149万3911人となった。座席供給量を現す有効座席キロ(ASK)が5.2%増となった一方、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は7.2%増でASKの伸びを上回り、利用率は1.5ポイント増の82.6%。2社ともに全方面で80%を上回る結果となった
2社を比較すると、旅客数はJLが0.3%減の72万1817人と前年を下回った一方、NHは12.7%増の77万2094人で2桁増。先月に引き続き、NHがJLを超える結果となった。利用率では、JLはASKが0.9%減、RPKが1.2%増で1.7ポイント増の82.5%。一方、NHはASKが11.3%増、RPKが13.1%増で1.3ポイント増の82.8%となり、全項目でNHがJLを上回った。
路線別では、JLの旅客数は東南アジアが4.7%増の27万7375人で最も伸び率が高く、次いで太平洋が2.0%増の17万6039人、オセアニアが0.6%増の1万3012人となった。利用率が最も高かったのはグアムで5.3ポイント増の87.9%。中国が8.2ポイント増の84.1%で最も伸長した。
一方、NHの旅客数は北米・ホノルルが16.9%増の18万5622人、アジアが11.9%増の51万389人、欧州が8.5%増の7万6083人と全方面で前年超え。利用率については、欧州が8.2ポイント増の87.8%、アジアが2.1ポイント増の80.5%、北米・ホノルルが2.6ポイント減の82.8%となった。