主要49社、7月の海外は11.4%減-単価は6%増
観光庁が取りまとめた2015年7月の主要旅行会社49社(※)の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比11.4%減の1773億9977万円となった。観光庁によると、引き続き欧州方面の落ち込みが影響しているという。募集型企画旅行は取扱額が14.5%減の566億3428万円、取扱人数は19.3%減の23万9052人となり、単価は6.0%増の23万6912円で前年を上回った。
企業別で見ると、取扱額が最も高かったのはジェイティービー(JTB)グループ15社計で、13.6%減の402億5107万円。このほか、エイチ・アイ・エス(HIS)が7.2%減の279億2763万円、阪急交通社グループ3社計が18.5%減の192億7631万円などで続いた。
前年からの伸び率では、JTBコーポレートセールス(JTBBWT)が14.5%増の74億393万円と最も増加。次いで、農協観光が14.2%増の9億3130万円、日通旅行が9.6%増の37億9184万円となり、計10社が前年を上回った。
なお、国内旅行の取扱額は4.9%増の3782億1511万円、外国人旅行は70.5%増の151億8835万円となり、合計は0.2%増の5708億323万円と微増した。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
※3月までは50社を対象としていたが、東武トラベルとトップツアーが15年4月1日合併したことにより49社となった
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
7月単月