9CのA320型機 　春秋航空（9C）は9月26日から中部／貴陽線、27日から中部／常州／銀川線と関空／長春線の運航を開始する。今回の新規開設により、9Cの就航都市は日本8都市、中国18都市に増加。また、27日からは週4便で運航中の中部／上海（浦東）線をデイリー化する。使用機材はいずれも、全180席のエアバスA320型機。

　9Cによれば、今年6月に新設した中部／上海線などの中部発着4路線は、訪日中国人旅行者の急増を受け、就航からの平均搭乗率が95％を超える好調ぶり。8月26日に中部国際空港で開催した発表会見で、市場部副総経理の黄姜麗氏は「訪日中国人旅行者にとって名古屋と中部地域は、大阪と関西地に並ぶ人気観光地になる」との見方を示した。新たに開設および増便した中部線についても、搭乗率は95％以上をめざす。2015年内には中部線をさらに6路線程度増やす計画で、将来的には拠点化もめざすという。

記者会見の様子　一方、9Cは中国内陸部からの路線増にも努めており、貴陽、銀川、長春はいずれも内陸部に位置。貴陽は貴州省の省都、銀川は寧夏回族自治区の首府、長春は吉林省の省都となっている。常州は沿岸部に近い江蘇省南部の地級市で、近年は工業都市として発展している。

　運賃は片道399元（約6800円）から。燃油サーチャージや諸税などは別途徴収する。運航スケジュールは以下の通り。

▽9C　新設・増便路線運航スケジュール

・中部／貴陽線（9月26日～）
9C8756便　NGO　14時50分発／KWE　18時35分着（月・水・土）
9C8755便　KWE　19時35分発／NGO　00時45分着※翌日（月・水・土）
※機材繰りのため9月26日の9C8756便はキャンセル

・中部／常州／銀川線（9月27日～）
9C8732便　NGO　09時30分発／CZX　11時25分着・12時55分発／INC　15時40分着（火・木・金・日）
9C8731便　INC　16時40分発／CZX　19時05分着・20時35分発／NGO　00時00分着※翌日（火・木・金・日）

・関空／長春線（9月27日～）
9C8770便　KIX　16時55分発／CGQ　18時45分着（火・日）
9C8769便　CGQ　19時45分発／KIX　23時15分着（火・日）

・中部／上海（浦東）線（9月27日～）
9C8602便　NGO　08時00分発／PVG　08時50分着（デイリー）
9C8601便　PVG　10時30分発／NGO　13時50分着（デイリー）