旅行事業強化へ連携誓う 神姫しらさぎ会が総会

 神姫バスグループ(兵庫県姫路市)協定の宿泊・受入施設でつくる神姫しらさぎ会(岩﨑元孝会長=鳥取県三朝温泉・依山楼岩崎、311会員)はこのほど、同市の姫路キヤッスルグランヴィリオホテルで2015年度総会を開いた。同会と同グループ発展に向け、受入、送客双方の連携強化を誓った。

 同会顧問で神姫バスの長尾真社長は、14年度はグループ全体でビル売却益があり最終利益は黒字を確保したものの、売上高が対前年度6%減、経常利益4%減となったことを報告。

 その上で「(旅行業を行う)神姫バスツアーズは前年を上回る売上を計上し、貸切バス事業も1億2千万円の利益を上げ、大相撲姫路場所の勧進元を務めるなど大きな経験を得ました」と旅行関係での手ごたえを強調した。

 神姫バスツアーズの社長に新しく今井治生氏が就任したことにも触れ、「次の10年へ向け取り組むのでご支援を」と呼びかけた。

 加えて「今年度は(1)販売エリアの拡大(2)既存エリアの強化(3)グループ独自の魅力強化に重点的に取り組みます。こだわりの強い商品づくりへ情報のご提供をお願いしたい」。

 総会には約120人が出席。岩﨑会長はあいさつで、「インバウンドが活況だが、20年に向けて地方への波及を期待しています。宿泊業は規制緩和など不安もあるが、環境の激変も皆さんと協力して乗り越えましょう」と話した。

 議案審議ではいずれの議案も可決。今年度は情報交換会や個別商談会を開くほか、引き続き同会会員専用ウェブサイトの運営や増販キャンペーンなどに取り組む。


情報提供:トラベルニュース社