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ジャルパック、下期海外は3%増目標に、上期のリカバリーめざす

  • 2015年7月28日

▽国内旅行は上期に続き5%増を予想、北海道と沖縄で仕入強化

 15年度上期の国内は「JALダイナミックパッケージ」の伸張により、5%増の80万人となる見込み。下期も、東京ディズニーリゾートなどのレジャー需要を中心に堅調な推移が予想できることから、5%増の77万9000人をめざす。なお、拡大する訪日需要の影響でホテルなどの仕入条件が厳しくなっている状況を受け、今年4月には北海道と沖縄に「現地仕入センター」を開設。さらなる仕入強化に取り組むという。

 沖縄では、バスガイドが唄と三線で案内する「JALうたばす」のサービスを強化。本島中北部の見所を巡る「古宇利島・美ら海号」に、車いすのまま乗車できるリフトの付いたバスを10月から新たに導入し、バリアフリー化を進める。車内では無料WiFiサービスや電源コンセントの提供を開始。「うたばす」以外では、専用のレンタカー店舗でのスムーズな配車や返車などに務め「ストレスフリー化」も推進する。

 東京ディズニーリゾートでは、キャラクターが描かれた往復無料送迎バス「マジカルファンタジー号」の外装や、ヘッドレストカバーのデザインを刷新。また、昨年に引き続き11月27日には、東京ディズニーシーの貸切イベントを実施する。そのほか、今年の5月にJLとユー・エス・ジェイがパートナーシップ契約を締結したことから、下期商品としてユニバーサル・スタジオ・ジャパンの関連商品の造成を進めているという。

 エリア別の計画は、東北・北陸・中部が16%増、北海道が13%増でともに2桁増。関西・南紀・山陰・山陽・四国と沖縄はともに8%増を見込む。関東と九州・奄美群島・屋久島・種子島については前年並みとした。