主要49社、5月の海外旅行は9.2%減-計9社が増加

  • 2015年7月26日

 観光庁が取りまとめた2015年5月の主要旅行会社49社(※)の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比9.2%減の1552億6592万円となった。観光庁によると、先月に続き欧州方面の落ち込みが響いているという。募集型企画旅行は取扱額が9.3%減の491億4415万円、取扱人数が9.6%減の22万5871人となり、単価は0.3%増の21万7576円と微増した。

 企業別で見ると、取扱額で最も高かったのはジェイティービー(JTB)グループ15社計で、6.6%減の323億5650万円。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)が1.5%増の249億8287万円、阪急交通社3社計が27.3%減の172億7849万円となった。

 前年からの伸び率では、沖縄ツーリストが37.6%増の1億1426万円と1位。2位はエアーリンクで35.2%増の33億803万円、3位はi.JTBで13.1%増の17億7921万円となり、計9社が前年を上回った。

 なお、国内旅行は8.6%増の3717億5889万円、外国人旅行は45.4%増の150億7221万円となり、合計は3.5%増の5420億9702万円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

※3月までは50社を対象としていたが、東武トラベルとトップツアーが15年4月1日合併したことにより49社となった

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
5月単月