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業務代行サービスのインターグローブ、GSAにエフネス-日本で本格展開

  • 2015年7月12日

(右から)IGTアジア・パシフィック、ヘッドオブセールスのケン・テイ氏、エフネス代表取締役社長の岡田直樹氏  インドでコールセンター業務などのビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)サービスを提供するインターグローブテクノロジーズ(IGT)はこのほど、日本におけるGSAにエフネスを指名し、代理店契約を締結した。同社アジア・パシフィック、ヘッドオブセールスのケン・テイ氏は「日本は市場規模が大きい。日本人のアウトバウンドや、中国からのインバウンドのサポートを(日本の旅行業界に対し)提供していきたい」と意気込みを示した。

 IGTは、インドのインディゴ(6E)を始めとした航空関連事業や、アコーホテルズとの合弁会社によるホテル事業、ガリレオやワールドスパンとのパートナーシップによるGDS事業などを手がけるインターグローブグループエンタープライズのグループ会社。航空、ホテル、旅行業界などでBPO業務を受託している。インドと中国に2ヶ所、スリランカ、ドバイ、フィリピンに1ヶ所ずつコールセンターがあり、スタッフ数は約6000名。

IGのケン・テイ氏  テイ氏によると、同社はオンライン旅行会社(OTA)や航空会社を対象に、コールセンター業務、マイレージプログラムの構築・運営、航空券の発券、バックオフィス業務として顧客からのメールなどの対応などを請け負っているところ。日本でも、旅行会社を中心にセールスを展開しており、エフネスを代理店に指名することで今後は本格的に活動を進めていく考えだ。テイ氏は「日本の旅行会社は海外での展開をより強めている。我々が彼らのビジネスのサポートができれば」と期待を述べた。

 エフネスは代理店として、7月から営業を開始。テイ氏は「IGTはまだ日本でプレゼンスがない。エフネスにフォローアップしてもらい、顧客を開拓してもらいたい」と話した。まずは旅行会社を中心に、アウトバウンドや中国人を中心としたインバウンドにおいて、コールセンターやカスタマーサポート業務のアウトソーシングなどを積極的に提案していく。

 また、同氏はサービスのメリットとして、日本の国外にコールセンター業務を委託することによるコストの低減や、業務プロセスの改善や継続性の確保などを挙げた。さらに、スタッフのレベルの高さもアピール。例えばコールセンターでは、今まで同社が担当してきた業務経験を活かし、顧客の質問に応えるだけではなく、代案や追加の商品を提案するなど、営業をおこなうことも可能だ。日本語対応は大連のビジネスセンターで主に担当。日本人の管理者が6名、日本語話者が100名以上在籍しており、24時間サービスを提供するという。