阪急交通社グ、4月海外は1割減-中国が復調、前年の13倍に

  • 2015年6月18日

 阪急交通社グループ3社(※)の2015年4月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比10.2%減の159億5576万円となった。主力の阪急交通社は17.4%減の124億8647万円と落ち込んだものの。タイ、香港、インド、ニュージーランドは前年から増加。また、回復傾向にある中国は、落ち込みが著しかった前年同月に比べて約13倍となった。同社によれば昨年6月頃から復調が続いているという。

 阪急阪神ビジネストラベルは25.9%増の36億1327万円の大幅増。アジア方面がすべて好調に推移したほか、アメリカ方面の取扱高が大幅に増えた。一方、阪神トラベル・インターナショナルは5.9%減の3億1390万円と落ち込んだが、海外旅行ではアメリカ方面の取扱高が好調に推移したという。

 なお、3社合計の取扱額は国内旅行が12.2%減の136億9619万円、外国人旅行は31.4%増の4億3551万円となり、合計は0.7%減の300億8746万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

※阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナル