主要50社、14年度の海外旅行は1.6%減-3月単月は1割減
観光庁が取りまとめた2014年度通期(2014年4月~2015年3月)の主要旅行会社50社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比1.6%減の2兆2033億9289万円となった。四半期ごとに見ると、第2四半期は1.9%増と前年を上回ったものの、第1四半期は0.3%減、第3四半期は1.5%減、第4四半期は7.6%減と低迷した。
企業別の取扱額は、ジェイティービー(JTB)グループ15社計が1.3%減の4778億9797万円で1位。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)で0.4%増の3651億4865万円、3位は阪急交通社で13.2%減の1976億8857万円となった。
前年からの伸び率で最も伸長したのは、JTBグローバルマーケティング&トラベルで45.7%増の8億4269万円となった。このほか、i.JTBが18.5%増の266億9432万円、エアーリンクが14.5%増の382億8417万円などと続き、計22社が前年を上回る結果となった。
また、募集型企画旅行では取扱額が4.5%減の7603億8394万円、取扱人数は10.8%減の375万2616人といずれも減少。一方、単価は7.0%増の20万2627円と成長した。
なお、海外旅行以外では、国内旅行が2.1%増の4兆1036億4494万円、外国人旅行は35.2%増の1125億1565万円となり、総額は1.2%増の6兆4195億5348万円と前年から伸長した。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2014年度通期
2014年度通期(詳細データ)
3月単月
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