エイチ・アイ・エス（HIS）のバリアフリーデスクはこのほど、海外募集型企画旅行「日本ユニバーサルマナー協会講師・岸田ひろ美の解説でめぐる、アメリカの先進的事例ADA法（障害を持つアメリカ人法）に基づく旅行環境を学ぶハワイ5日間」の販売を開始した。

　米国では1990年に雇用や公共サービスでの障害差別を禁止する「ADA法（Americans with Disabilities Act）」が施行されており、日本でも2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行予定であることから、ハワイを訪れてバリアフリー対応の事例を学ぶ内容。ユニバーサルデザインのコンサルティングなどをおこなうミライロと共同企画した。

　想定する顧客層は福祉関係者やホテル、飲食店などサービス業界の従事者など。現地では、自身も車椅子で生活する岸田ひろ美さんが、日本との比較を交えてホテルやレストラン、ショッピングセンターの設備やスタッフの応対、交通機関の対応状況を説明。また、現地で暮らす車椅子利用者との食事会や研修会、意見交換会なども実施する。

　旅行代金は24万8000円で、1人参加の場合は追加で3万9000円を徴収する。最少催行人員は20名。車椅子での参加も受け付ける。