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官民で関西の旅行会社へキャラバン 山口観光CP推進協が初実施

 おいでませ山口観光キャンペーン推進協議会(松村孝明会長=萩本陣)は4月7-8日の2日間、関西地区団体キャラバンを実施した。県行政と民間が一緒になって団体キャラバンを行うのは初めて。

 大河ドラマ「花燃ゆ」にちなみ県や市の観光協会、宿泊施設の代表ら20人が文班、晋作班、松陰班に分かれ、7日は神戸や京都市内、8日は大阪市内の旅行会社を回った。各地の見どころや自施設をアピールした。

 7日のキャラバンを終えた一行は夕方、大阪市北区のレストランで情報交換会を行った。席上、同協議会の太田寛治営業部長は「これまで幹部クラスの営業や教育旅行のPRは行ってきたが、行政と民間が一緒になった草の根的なキャラバンは今回が初めての実施になる。70社の大手、中小旅行会社を回るため、1社15分ほどしか時間が取れず、消化不良を起こしておられる方もいると思う」とし、今回のキャラバンの反省を踏まえ今後も継続して実施していく考えを示した。加えて、県を挙げて行うキャラバンの重要性を訴え、点在する観光地の横の連携と人のつながりを強化し「集客と観光振興に注力したい」と語った。

 キャラバンに回った参加者からは「『花燃ゆ』の注目度は高かった」「インパクトのあるもの、テーマ性のあるものなど戦略的な動きが必要」「旅行会社は様々な情報を求めているが、それが提供できていないことを実感した」といった発言があった。

 山口県では今年、大河ドラマや産業遺産群の世界遺産登録を見据えたアピールを行うとともに、明治維新130年を迎える2018年を目指して観光振興を図る考え。キャラバンは今後も年1回程度実施していく予定にしている。


情報提供:トラベルニュース社