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新関空、伊丹運営会社と合併の覚書、コンセッション実施に向け

  • 2015年3月30日

 新関西国際空港は3月30日、伊丹空港のターミナルビルなどの運営をおこなう大阪国際空港ターミナルとの間で、2016年1月頃の合併に向けた覚書を締結した。同時期に実施する民間への運営権売却(コンセッション)を控えていることを受けたもので、存続会社を新関西国際空港、消滅会社を大阪国際空港ターミナルとして吸収合併し、両空港の運営を一体化する。

 新関西国際空港は2014年7月に、関空と伊丹の2空港のコンセッションに関する実施方針を発表。運営権取得者は特定目的会社を設立し、2016年1月から2060年3月末までの約45年間に渡り、両空港の滑走路やターミナルビルの運営などをおこなう。運営権売却の基準価格は2.2兆円。