訪都外客に安心・安全な旅を 東京都ホ旅組合

  • 2015年3月26日

 東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(齊藤源久理事長=新宿区四谷・ホテルニューショーヘイ)はこのほど、池袋のホテルメトロポリタンで新年懇親会を開いた。組合員や指定商社、国会議員、都議会議員など220人が参加した。

 齊藤理事長はあいさつで「訪都外客が増えています。一昨年に比べ昨年は、都内では外国人宿泊者が1日あたり1万人増えた計算です。好事魔多しで特区問題を憂慮していますが、国会議員や都議会議員の皆さまの協力で、我々がお願いしてきた方向に進んでいるようです。観光は安心・安全が必要です。宿泊施設がテロや麻薬の売買、売春の温床にならないよう、今後ともご支援をお願いします」などとあいさつした。

 また、来賓の山本隆・東京都産業労働局長は「昨年の訪都外客は900万人前後の見込みです。昨年末には東京都長期ビジョンをまとめ、2020年までに訪都外客1500万人を目指すなど、観光についても多くを書き込みました。オリンピックまで5年です。『世界一のおもてなし都市・東京』の実現へご支援をお願いします」と協力を求めた。

 関連団体からは全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の佐藤信幸会長と、東京都生活衛生営業指導センターの中村雄専務理事が祝辞を述べた。佐藤会長は「全旅連は、国に対して大規模災害時に被災者を受け入れる決意を示しながら、耐震改修について避難所に対するのと同じ支援を得られるよう運動を続けていきます」と決意を示し、中村専務理事は「2020年を追い風に宿泊業界が繁盛するなか、東京の生衛業界全体が繁栄することに期待しています」などと話した。

(15/03/26)


情報提供:トラベルニュース社