JMC、訪日向け多言語通訳サービス販売、4言語対応

  • 2015年3月24日

 ジェイティービー(JTB)グループでシステムやソフトウェア開発などをおこなうJMCは4月2日、ウェブサイトや映像の制作などをおこなうブレインと、情報通信サービス事業などを展開するITXの2社と共同で、訪日外国人向けの多言語通訳サービス「さわって+みえる通訳」の販売を開始する。2015年度は100ヶ所への販売をめざし、外国人旅行者が多く訪問するホテルや旅館、観光施設、土産物店、自治体での利用を見込んでいるという。

 「さわって+みえる通訳」は、タブレット端末を利用したサービスで、ブレインが提供する、タッチ式の多言語通訳アプリ「さわって通訳」と、ITXの通訳オペレーターによる映像を使用した通訳アプリ「みえる通訳」を連携させたもの。「さわって通訳」では画面操作によるスピーディな意思疎通をはかり、「みえる通訳」で人による通訳が必要な状況に対応できるようにした。「さわって+みえる通訳」は英語、中国語、韓国語、タイ語の4ヶ国語に対応しており、今後はロシア語などにも対応していくという。

 料金プランは、10時から21時までの1ヶ月間利用可能な「デイタイムプラン」を1ヶ月1万5000円で提供。24時間365日利用可能の「24時間プラン」を1ヶ月2万5000円とした。WiFiを利用し、通話料は不要とするが、初期費用は別途徴収する。対象タブレットはAndroid OS。なお、タイ語の「みえる通訳」は平日の10時から18時のみの利用に限られるが、今後は拡充していくという。