ピーチ、那覇/仁川線開設、9月から-福岡線増便も

  • 2015年3月5日

 ピーチ・アビエーション(MM)は第2ハブと位置づける那覇空港発着の路線の拡大をはかる。9月4日に那覇/仁川線を1日1便で開設。これにより、那覇発着の国際線は台北(桃園)線、香港線と合わせて3路線になる。さらに、同日から那覇/福岡線について、現在の1日1便から1日2便に増便する。

 沖縄県によると、2014年の同県への入域観光客数は前年比10.0%増の705万6200人で過去最高を記録。このうち外国人観光客は62.2%増の89万3500人で同じく過去最高だった。国・地域別では第1位が台湾で、46.1%増の34万4100人、2位は韓国で93.9%増の15万5100人、3位は香港で45.9%増の12万3000人だ。

 MM広報部によると、韓国路線は潜在需要が十分あり、需要の掘り起こしが見込める路線との位置づけ。すでにアシアナ航空(OZ)に加え、同じLCCのジンエアー(LJ)、チェジュ航空(7C)、ティーウェイ航空(TW)が就航しているが、需要の喰い合いはそう起きないと見ているという。

 MMでは那覇発着の海外路線はインバウンドを主要ターゲットに置いており、海外路線はロードファクターは明かさなかったものの「かなり好調」に推移しているとコメントした。

 一方、福岡線については、乗客の要望が多く「搭乗率が最も高い路線の1つ」であることから決定。ビジネスやレジャー、帰省まで様々な用途で利用されており、他路線と比べて若干男性の比率が高いという。

 航空券の販売は3月9日から開始する。運賃は、仁川線がハッピーピーチで片道5980円から2万6880円、福岡線が4290円から2万1990円。運航スケジュールは以下の通り。

・那覇/仁川線 運航スケジュール(9月4日~10月24日)

MM905便 OKA 13時05分発/ICN 15時15分着(デイリー)
MM906便 ICN 15時55分発/OKA 18時05分着(デイリー)

・那覇/福岡線 増便分運航スケジュール(9月4日~10月24日)

MM282便 OKA 08時15分発/FUK 09時55分着(デイリー)
MM283便 FUK 10時25分発/OKA 12時05分着(デイリー)