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メキシコ・ミチョアカン州に新渡航情報、モンテレイは引下げ

  • 2015年2月19日

 外務省は2月19日、メキシコのミチョアカン州に関して、新規の渡航情報を発出した。モレリア市、パツクアロ市、ラサロカルデナス市、アンガンゲオ市とその周辺地域については注意喚起を、その他の州全域については渡航の是非を検討するよう呼びかけている。

 外務省によれば、同州では2013年後半から犯罪組織間の抗争や、犯罪組織と治安当局との衝突が激化。2014年1月からは連邦軍や連邦警察も介入を開始している。また、2013年には犯罪組織に反発する地域住民などが、銃器で武装した複数の“自警団”を組織。独自の検問所の設置や市役所の占拠などをおこなっているほか、一部では対立する“自警団”同士の衝突が発生したりしているという。

 一方、ヌエボ・レオン州のモンテレイ大都市圏とその周辺地域については、2011年に発足した新しい州警察「フエルサ・シビル」の活動や当局の治安対策などから、殺人事件の大幅な減少など治安の顕著な改善が見られているため、従来の「渡航の是非を検討してください」を注意喚起に引き下げた。