インドネシア・デンパサール(バリ島)、3月21日はヒンドゥー教 サカ暦の新年「ニュピ」

  • 2015年1月28日

 ヒンズー教徒が大半を占めるバリ島で、最も重要な宗教的祝日が「ニュピ」です。

 ヒンズー教のウク暦とサカ暦のうち、サカ暦の新年にあたる日で、2015年は3月21日が「ニュピ」にあたります。

■ ニュピ前日~当日まで
◎ 3月19日(木) --- ニュピ前々日

 各寺院の御神体を海岸に運び、清める儀式が行われます。

〔影響等〕
* ホテル、レストランに影響はありません。

* 一部の寺院では、観光不可となる場合があります。

◎ 3月20日(金) --- ニュピ前日

 村々の「辻」に悪霊へのお供え物が置かれます。

 夜になると、オゴオゴと呼ばれる山車が街中を練り歩き、松明を焚き、楽器を鳴らして、供え物を食べた悪霊に「もう危害を与えること無くバリ島から立ち去るよう」促します。

〔影響等〕
* ホテル、レストランに影響はありません。

* 寺院や各観光箇所では、ニュピの準備に伴いクローズとなる場合があります。

* 催行中止となるオプショナルツアーが多くなりますので、ご注意ください。

◎ 3月21日(土) --- ニュピ当日

 悪霊が去るのを瞑想して待つ日です。

 人々はいかなる活動もしてはならず、一切の外出も禁じられています。
一年に一度、この日だけはバリ島全島が静寂に包まれます。

〔影響等〕
* 外国人観光客に対してもニュピが適用され、ホテルからの外出は一切不可となります。

* この日は全てのオプショナルツアーが中止となります。

* ホテル内の施設(レストラン、スパなど)については、原則オープンしているものの、中にはクローズとなる施設もあります。詳細は現地にてご確認ください。

* 陸・海・空のいずれのルートからもバリ島へ入ることはできません。

* この日は、ホテルへのチェックイン/アウトができません。

 この日、バリ島に離発着するフライトは、トランジットのものを除き無くなるため、ほとんどの場合は問題ありませんが、既にバリ島にご滞在中の場合、海近辺のホテルからウブドゥのホテルへ宿泊先を変更(移動)するといったことも一切不可となりますので、バリ島内でホテルを移るといったような場合には、十分な注意が必要です。

 この時期に、バリ島へのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。

 なお翌日3月22日(日)からは、概ね通常のバリ島に戻ります。


情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社日本海外ツアーオペレーター協会