主要50社、11月の海外旅行は3.1%減、24社がプラス成長
観光庁が取りまとめた2014年11月の主要旅行会社50社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比3.1%減の1704億6992万円となった。観光庁では10月に引き続き、海外で発生した感染症や円安の影響により旅行者の消費マインドが冷え込んでいるとの見方を示している。募集型企画旅行では、取扱額が2.1%減の525億2096万円、取扱人数は8.7%減の26万8078人となり、単価は7.2%増の19万5916円と増加した。
企業別で見ると、取扱額が最も高かったのはジェイティービー(JTB)グループ15社の合計値で、1.3%増の375億9757万円と前年を上回った。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)が5.3%増の268億5222万円、KNT-CTホールディングス8社計が10.3%減の124億6253万円となった。
伸び率については、i.JTBが38.7%増の15億2950万円と伸長。2位はエアーリンクで25.5%増の25億2372万円、3位がトラベルプラザインターナショナルで17.0%増の39億2570万円。続いて郵船トラベル、ANAセールスとなり、上位5位を取扱高10億円以上の企業が占めた。全体では24社がプラス成長した。
なお、国内旅行は2.1%増の3769億1319万円、外国人旅行が32.5%増の113億9544万円といずれも増加し、総計は1.0%増の5587億7856万円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途掲載(下記関連記事)。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
11月単月