ニュージーランド、航空・政観共同で早割キャンペーン、2月末まで
ニュージーランド航空(NZ)とニュージーランド政府観光局は、1月16日からエコノミークラスの早期特別割引運賃キャンペーンを開始した。ニュージーランドのショルダーシーズンと位置づける、4月から10月の日本からの訪問者数増加をはかるためのもので、キャンペーンにより7000人以上の渡航者増をめざす。テレビの旅番組や新聞、雑誌、デジタルメディアでマーケティングと広報活動を展開していく。
ニュージーランド政府観光局日本・韓国地区局長のニック・マッジ氏は「日本の皆様にシーズンに関係なく、年間を通じて渡航いただくことをマーケティング戦略の1つとして掲げている」とコメントを発表した。同観光局によると、2013年12月から2014年11月までの日本人訪問者数累計は前年比7.1%増の1万416人と増加。キャンペーンにより、15年も引き続き強い勢いが継続すると期待を示した。
特別運賃は成田/オークランド線の往復で、燃油サーチャージ・諸税込みで1名8万8000円から。販売は2月28日までで、対応出発日は4月1日から10月31日とした。東京以外やオークランド以外の都市については追加運賃を設定しており、例えばクライストチャーチ、ウエリントン、ロトルアへは往復1万5000円で受け付ける。途中降機は成田、オークランド、クライストチャーチ、ウエリントンで片道2回、計4回まで無料とした。
有効期間は1ヶ月で、発券期限は予約完了後3日以内、または出発7日前までのいずれか早い日を適用する。旅行開始7日以内に予約した場合は、予約完了後24時間以内とする。なお、NZ公式サイトでの予約は即時発券する。
NZは2019年までに、日本発の旅客数、便数、供給座席数、売上、収益などを2013年の2倍にする「ダブルジャパン」戦略を発表している。2015年は日本・ニュージーランド就航35周年であり、NZ日本・韓国地区支社長のスコット・カー氏は「合同キャンペーンを始めとするマーケティング活動により、日本市場への投資を強化していく」とコメントした。