成田、11月の国際線旅客数は5.8%減-台湾、豪州、中国が2桁増
成田国際空港(NAA)によると、2014年11月の国際線旅客数(速報値)は前年比5.8%減の228万7262人となった。日本人旅客は14.6%減の109万123人、通過客は15.4%減の36万2872人と引き続き減少した。
外国人旅客数は15.3%増の83万4267人となり、22ヶ月連続の前年超え。11月単月として過去最高を記録した。NAAでは円安基調の継続や消費税免税制度の拡充、中華圏からの訪日客の増加などを理由として挙げている。
国際線旅客便の発着回数は1.4%減の1万2082回で、10月単月としては第6位となった。11月にはバニラエア(JW)が香港線を週3便で、エアアジアX(D7)がクアラルンプール線を週4便で新規就航している。なお、国内線の詳細は別途掲載(下記関連記事)。
また、国際線方面別旅客数では、台湾が34.2%増、オセアニアが16.0%増、中国が10.2%増と2桁増。このほか、香港が0.7%増で前年を上回った。その他方面は前年を下回っており、もっとも減少幅が大きかったのは欧州の30.0%減だった。