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日系2社、11月の国際線旅客は3%増、ロードファクターは減少

  • 2014年12月25日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2014年11月の運航実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比3.0%増の119万7632人となった。JLが2.4%減の62万3794人と減少した一方、NHは9.6%増の57万3838人と前年を上回った。

 ロードファクターは2社合計が3.3ポイント減の72.1%。JLは2.1ポイント減の74.8%、NHが4.3ポイント減の69.5%でいずれも前年割れとなった。NHは座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が15.8%増、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が9.1%増と増加。JLはASKが1.0%増、RPKは1.7%減となった。

 方面別では、JLの旅客数は中国が3.9%増と最も伸長。次いで、太平洋が0.4%増となった。また、利用率でも中国が7.2ポイント増と最も増加。このほか、韓国が2.1ポイント増、太平洋が0.3ポイント増と前年を上回った。

 一方、NHの旅客数は欧州が18.6%増、アジアが10.3%増、北米・ホノルルが4.0%増といずれも伸長。しかし、利用率は欧州が11.0ポイント減、北米・ホノルルが5.1ポイント減、アジアが0.6ポイント減と全方面で前年割れとなった。