▽年末年始、人気1位はハワイ、アジアビーチも好調

　11月30日時点の年末年始の方面別旅客数の海外旅行予約ランキングでは、ハワイが自由旅行、パッケージツアー、全体の渡航者数の全部門で1位となり、根強い人気を示した。ランキングのうち全体の渡航者数では台湾が3位から2位に上昇。シンガポールは前年と同様の6位だが、2割以上増加。自由旅行、パッケージツアーともにランクアップした。自由旅行では他のランキングに比べ、パリやロサンゼルスなど長距離のデスティネーションも10位以内に入る結果となった。

　また、HISによると自由旅行については予約人数で前年を上回っており、好調に推移。特にハワイはパッケージツアーで延泊などのアレンジが難しいことなどから、より自由度の高い旅行を求める旅行者が増えているとの分析だ。

　一方、パッケージツアーではセブ島が16位から10位に上昇。セブ島への渡航者数は航空座席数の増加もあり40％以上増加したという。このほか、ケアンズはチャーター便の活用の成果もあり、5割以上増加している。

　なお、国内旅行については、新施設が開業したユニバーサル・スタジオ・ジャパンと、大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーションをめぐる大阪ツアーが50％増と増加。九州もハウステンボスのイルミネーション「光の王国」効果などで好調だ。バスツアーではイルミネーションや初詣を組み込んだ商品が人気という。このほか、例年人気がある沖縄については、那覇線の臨時便効果や離島ブームにより石垣島なども好調だとした。