主要50社、上期国内旅行は1.6%増、外国人は3割強に
▽9月単月、国内旅行は2.0%増、外国人旅行は38.4%増
9月単月の国内旅行取扱額は2.0%増の3486億5845万円。観光庁によると、台風などによる天候不順で直前の申し込みが伸び悩む結果となった。一方、外国人旅行は38.4%増の88億500万円で、ビザ緩和の効果で東南アジアからの旅行者が引き続き増加しているという。
国内旅行、外国人旅行とも取扱額が最も多かったのはJTB15社。国内旅行は2位が楽天、3位がKNT-CTホールディングス9社、外国人旅行は2位が日本旅行、3位がKNT-CTホールディングス9社となった。
伸び率では国内旅行でJTBGMTが142.1%増、エアーリンクが113.4%増と2倍以上の伸びを示した。外国人旅行ではKNT個人が1372.9%増の1111万円と大きく増加。次いでジェイアール東海ツアーズ、京王観光がそれぞれ623.3%増の2508万円、524.0%増の2056万円となり、取り扱いが少ないながらも大きな伸びを見せた。
募集型企画旅行のみの取扱状況では、国内旅行、外国人旅行ともに上期と同様の傾向を示した。国内旅行の取扱高は0.6%増の841億3530万円のところ取扱人数は2.3%減の296万8099人と減少。単価は前年から806円増の2万8347円となった。外国人旅行では取扱額は37.9%増の3億9678万円、取扱人数は66.1%増の2万4421人、単価は3317円減の1万6247円まで減少した。
なお、海外旅行の取扱額も4.1%増の2129億8763万円と前年を上回っており、総額は3.2%増の5704億5108万円となった。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2014年度上期累計
2014年度上期累計(詳細データ)
9月単月
※海外旅行は別途記載(下記関連記事)