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よしもと新喜劇快走(3) 新手続々、コンテンツ充実

 10月1-12日は、19時から新喜劇の特別公演が行われた。特別公演は「大坂の陣新喜劇~『君臣豊楽』淀殿の見た夢」。若手座長のすっちーさんが淀殿を演じ、徳川家康役の池乃めだかさんらが脇を固めた。

 地域と連携し「大阪を元気に」

 NGKで夜間に公演が行われるのは、昨年の創業100周年を記念した「吉本百年物語」などもあったが、今回画期的だったのは、今年から来年にかけて迎える大坂冬の陣・夏の陣400年を記念した「大坂の陣400年天下一祭」に呼応したこと。大阪を盛り上げることにつなげようと、地域と連動した企画だった。夜の観光素材が乏しい大阪で、新しいコンテンツを提案したとも言える。

 また、観劇とまち歩きをセットし、大阪観光の付加価値を高める試みもスタートさせている。「大阪旅めがね」のブランドで着地型のツアーを手がけるインプリージョン(本社・大阪市阿倍野区)とコラボ。9月25日に「なんばグランド花月大阪コテコテツアー&道頓堀周辺ガイドツアー」と銘打って初めて実施した。

 ツアーは、新喜劇セットで記念撮影会をした後、NGK界隈をガイドの案内で巡るというもので参加者の評価は上々。今後も定期的に実施する。

 もともとツアーの発想は、遠方からの来場客の「せっかく来たから大阪観光もしたい」という声がきっかけ。新喜劇を見て、大阪らしいグルメやまち歩きを組み合わせることで、NGKの新しい楽しみ方を提案することをねらった。NGKが持つコンテンツと、まちのいろんなモノを合わせればコトが生じ、それが大阪を元気にすることにもつながるのではないかという発想だ。

 来年1月5-31日には「GO!WESTキャンペーン」を展開する。北海道や東北6県、新潟、栃木、群馬、茨城、山梨、長野の13道県の旅行会社が対象で、通常1階席4700円、2階席4200円の観劇料を2800円に割り引く。NGKを核に大阪の魅力を全国に発信する。

 

情報提供:トラベルニュース社