KNT-CT、8月海外旅行は3%減-個人旅行、クラツーは2桁増

  • 2014年10月14日

 KNT-CTホールディングスの2014年8月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比3.0%減の179億7785万円となった。団体旅行は5.7%減の40億407万円、企画旅行も11.3%減の90億2446万円と前年割れ。個人旅行は20.1%増の49億4932万円と増加した。

 団体旅行のうち、一般団体は取扱団体数、取扱額ともに減少し、9.8%減の14億7199万円となった。学生団体では修学旅行は好調に推移したが、前年に複数の大型語学研修を扱った反動もあり、3.1%減の25億3208万円と前年を下回った。

 企画旅行では、ホリデイは東アジア方面を中心に全般的に不調が続いており、各方面とも低価格帯商品のラインナップを縮小させたことなどの影響で、40.2%減の34億8691万円と減少。取扱人数も前年を下回った。一方、クラブツーリズムは25.4%増の52億2413万円と2桁増。アジア方面は低調に推移したが、ダイヤモンド・プリンセスのチャータークルーズが全体を大きく牽引した。このほか、国内旅行を含むテーマ旅行部門ではスケッチや写真撮影を目的とした旅行が好調で6.4%増と増加した。

 なお、海外旅行以外では、国内旅行が9.3%減の344億2928万円、外国人旅行が33.4%増の9億7937万円で、関連商品他を合わせた総計は6.7%減の541億130万円となった。国内旅行の詳細は別途掲載(下記関連記事)。