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14年上半期の旅行業倒産は9件減の18件、負債総額は21%増に

  • 2014年10月9日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2014年上半期(4月~9月)の旅行業の倒産件数は18件となり、前年同期の27件から9件減(33.3%減)となった。負債総額は21.0%増の37億1400万円で、東日本震災関連倒産は0件だった。TSRでは今年は国内の景気が好転し旅行者が増加傾向にあることから、倒産が減少したと見ている。

 負債総額の増加は、東京都第1種旅行業のロータリーエアーサービスが負債総額18億400万円で破産し、関連会社のケーケーエアーも負債総額が4億5400万円となったため。この2件が上位1位と2位を占めており、額を押し上げる要因となった。

 9月単月の倒産件数は前年と同様の4件だった。負債総額は18.4%増の4億5100万円と増加。このうち、大阪府の第2種旅行業のジェットホリディの負債総額は3億8000万円だった。