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ファイブスタークルーズ、FIT富裕層向けクルーズ、1日1組100万円目標に

  • 2014年10月6日

ファイブスタークルーズ代表取締役社長の澤田まゆみ氏 ファイブスタークルーズ代表取締役社長の澤田まゆみ氏はこのほど本誌インタビューに応じ、同社の立ち上げの意図や今後の方針などを語った。

 澤田氏は1999年にクルーズプラネットを立ち上げ同社の会長を務めており、今年9月にはラグジュアリー船に特化した第3種旅行業としてファイブスタークルーズを設立。同氏は、クルーズ市場が拡大し、需要が多様化する中「そろそろ(ラグジュアリークルーズ)専門に特化するということができる時期ではないか」と指摘。旅行会社が様々な船やパッケージツアーを販売するなか、「ラグジュアリー船を専門に扱う会社はない」ことから、新会社立ち上げに至ったという。

 今後は1日1組の販売をめざす考え。同氏によると、富裕層がクルーズに使う金額は1組あたりおよそ100万円から150万円。ファイブスタークルーズでは1組100万円の売上を見込むとした。

 ターゲットはFITの富裕層。ラグジュアリー船は長期間のクルーズが多いことから、特に時間にゆとりのあるシニア層、なかでもリタイア層の取り込みをはかる。また、リタイア層はゆっくりした観光を望み、歴史や景色、世界遺産などを求めるヨーロッパへ旅行する人が多いことを説明。このため、販売のメインは欧州のフライ&クルーズ商品になる見込みだ。さらに、クルーズ商品に加え、クルーズプラネットで造成するパッケージツアーのうち最上級カテゴリの「LUSSO」や、チャーター商品の一部も代理販売する。

 販路としてはウェブサイトが中心。シニア層向けに新聞への広告掲出や、サロンなどでの説明会を定期的に実施していく計画だ。

 取り扱うクルーズは、シルバーシー・クルーズやシーボーン・クルーズラインなどのラグジュアリー船。これらに加え、ホーランドアメリカラインやオーシャニア・クルーズなどのプレミアム船のスイートルーム以上、MSCクルーズやノルウェージャンクルーズラインなどのカジュアル船の最高級クラスなど取り扱っていく。

 なお、インタビュー詳細は後日掲載予定。