オークラ、18年マニラに開業へ、アジア展開強化の一環で

  • 2014年10月1日

 ホテルオークラは2018年、フィリピンで統合型リゾート(IR)として「ホテルオークラマニラ」を開業する計画だ。パラケーニャ市のベイエリアに建設される複合施設内に入るもので、ニノイ・アキノ国際空港からは約3キロメートル、マカティ地区からも約5キロメートルの距離に建つ。予定地とマカティ地区間では高速道路の建設も計画中という。

 ホテルの客室数は380室で、屋外プールやスパ、和食を含むレストランなども配置する計画。また、IRの賑やかさとホテルオークラならではの「和のおもてなし」を融合しつつ、最先端の設備を導入するという。宴会・会議場は4室を予定する。

 なお、ホテルオークラは海外展開においてアジアへの注力を重視しており、2011年からホテルオークラマカオ、オークラプレステージバンコク、オークラプレステージ台北を開業。また、子会社のJALホテルズでも今年11月にホテル・ニッコー広州、2014年度内にホテル・ニッコー蘇州の営業を開始する計画だ。

 今後も中国や東南アジアを中心に、オークラとホテル・ニッコーブランドのホテルを集中的に開設し、海外での知名度を高めていくという。