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ワン&オンリー、日本市場にモーリシャスなどアピール

  • 2014年9月10日

「ワン&オンリー・ル・サンジェラン」ジェネラルマネージャーのシャルレ・ドゥ・フコー氏 カーズナー・インターナショナルが運営するワン&オンリー・リゾーツから、このほどモーリシャスの「ワン&オンリー・ル・サンジェラン」などのジェネラルマネージャーが来日し、9月10日にメディア向けの昼食会を開催した。「ル・サンジェラン」のジェネラルマネージャーを務めるシャルレ・ドゥ・フコー氏はモーリシャスについて、「日本ではまだまだ知られていないが、必ず人気が出ると思う」と述べるともに、「日本人スタッフもフルタイムで働いており、サポート体制は整っている」と説明。日本市場の開拓に意欲を示した。

空から見た「ワン&オンリー・ル・サンジェラン」 フコー氏とともに来日した日本人ゲストリレーションの大野雅人氏によれば、モーリシャスを訪れる日本人は年間2000人程度。このうち、近年では年間100人から200人程度がル・サンジェランを利用しているという。ル・サンジェランの利用者はヨーロッパと南アフリカ共和国からの旅行者が全体の9割を占めており、日本人は1%程度。そのうち8割から9割がハネムーナーで、残りは40歳代から50歳代の富裕層が多いという。

 今後の日本市場での展開については、現在の日本人訪問者の少なさを逆にメリットと捉え、モルディブなど知名度の高いリゾート地を既に経験している層などにアピールしたい考え。モーリシャスは、基本的には1つの大きな火山島からなる国で、ビーチだけではなく自然公園やゴルフ場など陸上のアクティビティに恵まれていることを訴求できるという。ゴルフ場については、ル・サンジェランも9ホールを有している。

「ワン&オンリー・リーティラ」ジェネラルマネージャーのマーク・スティーブン・ヘアー氏 この日の昼食会にはフコー氏のほか、モルディブの「ワン&オンリー・リーティラ」のジェネラルマネージャーを務めるマーク・スティーブン・ヘアー氏も出席。スパやレストランなどの設備やアクティビティの充実ぶりをアピールし、現在のメインターゲットであるハネームーナー以外にも利用者層を拡大したい考えを示した。全利用者のうち日本人は3%程度を占めるという。

 なお、ワン&オンリー・リゾーツでは今年7月に、オーストラリアのグレートバリアリーフに「ワン&オンリー・ヘイマンアイランド」をオープンしたところ。日本からアクセスしやすい距離にあることや、プライベート・アイランド内のリゾート施設であることなどをフックに、合わせて日本市場にアピールしたい考えだ。