▽B787のSKY SUITE機材登場、12月から成田／フランクフルト線に投入

ビジネスクラス「SKY SUITE（スカイスイート）」 　JLではボーイングB787-8型機を「SKY SUITE 787」として12月1日から成田／フランクフルト線に、来年1月から成田／ニューヨーク線のJL004便、003便に投入する。

プレミアムエコノミー「SKY PREMIUM（スカイプレミアム）」 　SKY SUITE 787は、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミー35席、エコノミークラス88席の計161席で、現行のB787-8型機より25席少なくなる。ビジネスクラスは完全フルフラットベッドで、ベッド長は最大約188センチメートル、ベッド幅は最大約65センチメートル、ベッド時の足元幅は約53センチメートル。23インチの個人大型モニターも用意しており、座席配列は2－2－2とした。プレミアムエコノミーは、一部座席を除き座席ピッチが約107センチメートル、座席幅が約49センチメートル、個人モニターが12.1インチ。配列は2-3-2。

エコノミークラス「SKY WIDERII（スカイワイダーII）」 　エコノミークラスは一部座席を除き、座席ピッチが約84センチメートル、座席幅が約48センチメートル、個人モニターが10.6インチ。JLによると、座席配列はB787型機のエコノミーの場合3-3-3の9席が主流だが、今回は2-4-2の8席を採用。座席幅で約5センチゆとりがあるという。また、座席ピッチも約5センチ拡大した。なお、SKY SUITE 787は2015年から運航するB787-9型機にも順次導入する予定だ。

　このほか、SKY SUITE 787では温水洗浄機能付き便座を全クラスのトイレに装備。新機内エンターテイメントシステムを導入し、国際線機内インターネットシステムも2014年度末から順次展開する予定だ。

　また、現行のSKY SUITE機材による運航路線の拡大も実施する。「SKY SUITE 777」は、今年の12月から羽田／サンフランシスコ線と成田／シドニー線に投入。「SKY SUITE 767」も10月から成田／ホーチミン線に導入する。