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日本航空、中部/バンコク線、関空/LAX線開設-SKY SUITE B787導入も

  • 2014年9月7日

 JALグループは9月5日、2014年度国際線路線便数計画の一部変更を発表した。当初は2015年度に予定していた、首都圏以外の国際線ネットワークの拡大時期を前倒し、12月20日から中部/バンコク線を、2015年3月20日から関空/ロサンゼルス線を開設する。また、需要の変化に柔軟に対応するため、機材や増減便を実施。さらに、新座席を導入した「SKY SUITE 787」の導入を開始し、SKY SUITE機材の投入路線の拡大もおこなう。

 中部/バンコク線、関空/ロサンゼルス線はともにデイリーで運航。日本航空(JL)によると、JALグループ国際線として中部線を開設するのは約10年ぶり、関空線を開設するのは約6年ぶりだという。

 JLは日本/バンコク間で、現在羽田線を1日2便、成田と関空線をそれぞれ1日1便運航しているところ。JLによると、今後も成長が見込めるとの考えで路線の拡充をはかり、中部線開設を決定したという。まずはボーイングB767-300ER型機で運航し、2015年1月1日からB787-8型機に変更する。なお、バンコクからはバンコク・エアウェイズ(PG)運航のコードシェア便で、ミャンマーやカンボジアなど13地点に乗り継ぐことができる。

 ロサンゼルス線については、現在成田/ロサンゼルス線を1日1便で運航中。更に多くの乗客に利用してもらえるよう、関西地区から唯一のロサンゼルス直行便として、運航を決定したという。機材はB787-8型機。ロサンゼルス以遠は共同事業パートナーのアメリカン航空(AA)を利用し、米州域内37地点に乗り継ぎ可能だ。

 また、JLでは訪日需要の増加に対応するため、10月26日から成田/台北(桃園)線、12月1日から羽田/台北(松山)線の一部で機材を大型化する。一方、中部、成田/上海線、成田/北京線の一部を小型化。また、10月からは成田/仁川線、モスクワ線の減便も実施する。

 このほか、機材変更ではB787型機を12月から成田、関空/バンコク線や、成田/デリー線、マニラ線に投入する。今回の機材変更により、JLの中長距離東南アジア路線とホノルル線のビジネスクラスは、全てフルフラットまたはシェルフラットシートとなるという。

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